「リースバックのメリットとデメリットについて知りたい」
このようにお考えの方はいらっしゃいませんか。
そこで今回は、そもそもリースバックとは何かについてと、リースバックのメリット・デメリットについてご紹介します。
□リースバックとは?
ここではリースバックとはどういう仕組みのものなのかについて、詳しく解説します。
リースバックとは自宅を売却した後に、家賃を支払って住み続ける仕組みです。
リースバックでは、まず不動産会社などに住んでいる住宅を売却し、その売却代金を受け取ります。
住宅ローンが残っていれば、この代金で住宅ローンを完済します。
その後、その住宅について不動産会社と賃貸借契約を交わして、毎月の家賃を支払って住み続けることになります。
一般的には2から3年の定期借家契約を結ぶことが多いです。
この契約では、決められた期間が過ぎれば、原則として契約の更新はされません。
つまり、2、3年後には退去しなければならないことがあるのです。
リースバックでの住宅の売却価格は、相場の70から80パーセント程度で、1カ月当たりの家賃は買取価格の7から13パーセント程度です。
□リースバックのメリット・デメリット
ここではリースバックにどのようなメリット・デメリットがあるのかを解説します。
*リースバックのメリット
リースバックのメリットは3つあります。
1つ目は、売却後も住めることです。
住宅を売却する際の大きな悩みのタネが引っ越しです。
リースバックであれば、売却した後も住み慣れた住宅で暮らせるので、安心できます。
2つ目は、固定資産税の支払いがいらないことです。
リースバックで売却すれば、賃貸物件に住むことと同じになるため、固定資産税を払う必要がありません。
3つ目は、まとまったお金が手に入ることです。
リースバックで住宅を売却すると、まとまったお金が手に入ります。
事業資金や老後のための資金などを用意したいときに、リースバックは有効といえますね。
*リースバックのデメリット
リースバックのデメリットは2つあります。
1つ目は、毎月の家賃が発生してしまうことです。
売却価格が高いと、その分家賃が高くなってしまうので、月々の家賃が想像以上になってしまうケースがあります。
2つ目は、所有者がリースバック業者などになることです。
リースバックでは住宅を売却するので、自分の資産でなくなります。
そのため、子供への相続はできません。
□まとめ
今回はリースバックの概要とリースバックのメリット・デメリットを解説しました。
今回の記事を参考にリースバックについてご検討ください。