空き家を持っていても、使い道がないという方は多いです。
しかし空き家の管理方法を誤ると、トラブルが発生する場合があるため注意が必要です。
そこで今回は、空き家問題の原因とそれに関するトラブルの例をお伝えします。
ぜひこの記事を参考にして、トラブルを未然に防いでくださいね。
□空き家のトラブルや問題の原因とは?
初めに、空き家問題の原因を解説します。
空き家問題とは空き家に関連する問題の総称です。
簡単に説明すると、空き家が問題になる原因は、空き家が増加し続けることにあります。
空き家が増加することには次の3つの事柄が影響しています。
1つ目は、高齢社会です。
住居の持ち主である高齢者が、子ども宅や老人ホームに移住することでもともと住んでいた家が空き家になることはよくあります。
この場合には、空き家となった住宅の使い道がはっきりしていないため、管理が行き届きにくいという問題点があります。
高齢者が亡くなり空き家を相続した場合にも、相続した住宅を使う子ども世代の人口が少なくなってしまっているのが現状です。
2つ目は、新築住宅を好む傾向です。
ほかの国と比べ、日本人は新築の住宅を好む傾向にあります。
実際に、総務省統計局の調査によると、持ち家を取得する際には新築を選ぶ人が6割以上です。
3つ目は、節税目的で空き家のままにしていることです。
空き家と土地を所有している場合と、建物を取り壊して更地にして所有する場合とを比べると、後者の方が税金がかかります。
空き家がある場合と比較して、固定資産税は最大6倍、都市計画税は最大3倍になる可能性があるため、空き家を放置する方は多いです。
□空き家を管理しないとどうなる?トラブル例をご紹介!
では、実際に空き家の管理を怠るとどのようなトラブルが発生するのか具体的に見ていきましょう。
まず、家の倒壊や火災です。
住宅は、使わず放置していると急速に劣化します。
そのため、自然災害などによる被害で倒壊する恐れがあるほか、屋根材や外壁材などが飛散することはよくあり、近隣住民に迷惑がかかります。
また、放火のターゲットにされやすくもなります。
次に、害虫や雑草の繁殖です。
敷地内の雑草が繁殖すると、害虫を呼び寄せてしまう可能性もあります。
隣人の敷地内まで雑草が広がったり、害虫が繁殖してトラブルになることは多いです。
最後に、近隣の不動産価値を下げることもあります。
荒れた空き地があると、その敷地内だけでなく近隣の不動産価値を下げることにつながります。
そのため、トラブルに発展しやすいうえ、空き家自体も高値で売れにくくなってしまうでしょう。
□まとめ
今回は、空き家問題の原因と、空き家を放置すると起こるトラブルの例を紹介しました。
空き家の管理は怠らないようにしましょう。
管理が難しい場合は、トラブルに発展する前に売却してしまうのも一つの手です。
売却をご検討の際はぜひ当社までご連絡ください。